セルロースファイバーは天然の木質繊維でできているので、繊維が複雑に絡み合い、空気層を包み込みます。さらに、繊維の中にも自然の空気砲が存在しているため、より一層熱や音を伝えにくくします。アスベスト(石綿)は一切使用しておりません。セルローズファイバーは回収された新聞古紙を主原料に防熱・撥水性能を付加した製品です。断熱効果試験でグラスウール断熱材使用の建物に比べ、暖房のためのエネルギー消費が26.4%少ないことが米大学の調査で証明されています。

■セルロースファイバーの特徴

●安全性

セルローズファイバーは、アスベスト(石綿)は一切使用せず、回収された新聞古紙などのリサイクル紙(セルローズ 木質繊維)を主原料に防熱・撥水性能を付加した安心な製品です。(F☆☆☆☆として認定。)自然と共に生きる知恵のカタチにした、”冬暖かく夏涼しい””湿気に強く安全”で心を優しくつつみ込んでくれる家になります。

  • 耐火性能
    ホウ素系の薬品によって防燃処理され国土交通大臣が認定している準不燃材料です。
    1,000℃の炎にも表面が焦げるだけという性能。万が一火災が発生しても、延焼を防ぎ、有毒ガスも発生しません。
  • 撥水効果 
    断熱材にとって大敵の水分を弾く(撥水)処理がしてあります。
  • 防錆効果 
    クギなどの金属と接触してもサビの発生を防止する処理をしています。
  • 防カビ・防虫
    防カビ処理と天然素材が持つ吸放湿性のダブル効果で、カビを防止し、害虫も寄せ付けません。

●断熱性

セルローズファイバーは主原料は、セルローズ(木質繊維)です。そのため1本1本の繊維の中にも小さな空気胞があり、
繊維が重なりあって空砲を作っています。この空気の壁が高い「断熱性」を生み出します。(一般的に空気は最も熱を通しにくい)これは他の断熱材に比べて熱伝導率が小さく、保温・保冷のために優れた断熱効果を発揮します

●調湿性

木質繊維のセルロースファイバーは、周囲の状態に応じて水分を吸ったり吐いたりしています。この吸放湿性が適度な
湿度をもたらし、結露(表面結露&内部結露)を防ぎます。吸放湿性は、大切な建物の寿命を延ばすことにもつながります。メカニズムとしては、外気の湿度が高いときには湿気を吸い取り、乾燥しているときは蓄えた湿気を徐々に吐き出します。この吸放湿は、生きている繊維ならではの防露効果を発揮しますので、室内はいつも快適な湿度に保たれます。

●吸音・防音性

木質繊維のセルロースファイバーは、繊維中のたくさんの空気胞や繊維同士が絡み合うことにより、厚い空気の層があるため、高い吸音性を発揮します。また、この空気層の遮断性能は、家の外からの騒音(車の騒音や近隣騒音など)をおさえ、室内から外部に漏れる音(ピアノ、トイレの排水音など)をやわらげる優れた防音効果をもたらします。

■セルロースファイバー断熱材とは?(出典:株式会社デコス)

■セルロースファイバー断熱材の施工(出典:株式会社デコス)

■施工実績

中井 天井・壁断熱としてセルロースファイバーを採用

※上記設備等の施工は、建築条件や各種申請条件、及びお客様のご要望によります。