昨今、未来世代の暮らしについて考え、人類や地球環境の維持に貢献するというサスティナブルデザインや持続可能な開発目標であるSDGs、ESG*投資等の取り組みが行われており、企業の長期的な成長の為にはESGが重要という考え方もまた世界的に広がっています。
また、アメリカでは企業の脱炭素化に向けた世界最大規模の投資ファンドが組成される模様です。運営規模は約54億ドル(2021年中に70億ドルまで引き上げる方針)で、アップル、グーグル、ボーイングなどのアメリカを代表する大企業に加え、日本でも三井住友銀行が出資をしています。脱炭素化に向けた技術を有する世界のベンチャー企業に資金を投じる事で、新たな再生可能エネルギーの開発や二酸化炭素を排出しない輸送手段等の新技術開発の促進を目的としています。
一方、ESGの関心が低い企業は、大きなリスクを抱えた企業であり、長期的な成長ができない企業だと評価され始めました。ESGを柱とした観点は、既に企業の株主である機関投資家の間で急速に広がっています。
なぜなら米国で最も多様性に富み、多文化的な背景を持った世代と認識されている現在16歳から24歳の所謂Z世代が社会に参入しはじめたからです。この世代は生粋のデジタルネイティブ世代で、彼らが育ったデジタルワールドには、高速インターネット、スマートフォン、ビデオ・オン・デマンド(VOD)、さまざまなゲーム機器、そしてSNSの存在が当たり前のように存在していました。
また、彼らは幼い頃より地球温暖化問題や脱炭素化を学校で学び、様々なエコ活動に積極的に取り組んできました。それ故、企業がSDGsやESG活動に無関心であれば、自分がその活動に役に立てないと判断され、その企業には入社しないとまで言われています。購入する商品も又、Co2排出削減を考えられた商品なのか否かを重視して、検討され始めているということです。
当社では本年太陽光発電を導入し、自社で使用する電気を再生可能エネルギーで賄い、Co2排出を削減する事で現在の地球環境を維持し、次世代に資源を残す取り組みを開始致しました。
また、合わせて蓄電池も設置する事で、地震風水害等の災害で停電になった際、緊急時でも蓄えた電気でエアコン等を稼働させる事が出来ます。
それにより、真夏日に災害が発生した場合であっても、熱中症の危険が高い近隣の赤ちゃんやご年配の方々の命を守る活動が出来ます。
太陽光パネル製造時に発生するCo2は、おおよそ2年程度の期間発電することで帳消しにできると言われており、それ以降の期間はパネルが寿命を迎えるまでCo2が排出されないクリーンな電力を供給し続けます。
合わせて当社では、お客様に提供させて頂く新築住宅を、手続きや費用が多少掛かる認定低炭素住宅の採用をご了承頂いております。
また、近年建築している全ての賃貸マンションに、断熱性能等級4をクリアする省エネ性の高い仕様を採用しております。
その他にも物件ご案内用の営業車にハイブリット車を採用する等、お客様と共にCo2削減に積極的に取り組んでおります。
これからもお客様のご協力のもと、脱炭素化社会に向け、より貢献が出来る商品やサービスの提供に精励して参ります。
* ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。